数強塾MATH ATLAS

数学I / 集合と命題 / 不等式で表された集合

まず、この問題から。問題文整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。

不等式で表された集合

集合と命題で「不等式で表された集合」が問われ、未知量の値・範囲・解の個数を、同値変形と条件管理で決める型。 最初の一手は「定義域と係数条件を書き標準形へ直す」。答えを出したら、「同値でない変形と不適解」という間違いがないかを確認します。

見抜き方
集合と命題で「不等式で表された集合」が問われ、未知量の値・範囲・解の個数を、同値変形と条件管理で決める型。
最初の一手
定義域と係数条件を書き標準形へ直す
求めるもの
条件を満たす解・範囲・個数
典型的な罠
同値でない変形と不適解
到達レベル
教科書標準〜入試
記事状態
要点・例題・演習 公開済み
01 / QUICK ANSWER

30秒でわかる答え

定義域と係数条件を書き標準形へ直す

集合と命題で「不等式で表された集合」が問われ、未知量の値・範囲・解の個数を、同値変形と条件管理で決める型。 最初の一手は「定義域と係数条件を書き標準形へ直す」。答えを出したら、「同値でない変形と不適解」という間違いがないかを確認します。

「不等式で表された集合」または同じ条件が現れる解・範囲・個数を求める文字定数を含む
02 / WHY?

なぜそうなる?

WHY

不等式で表された集合では、なぜこの手順から始めるの?

左右に同じ操作をするのは、つり合いを保ったまま未知数だけを取り出すためです。途中式ごとに同値性と条件を守ることで、余分な解や解の落としを防げます。

03 / CORE POINTS

ここだけは押さえる4点

  1. 01

    集合と命題で「不等式で表された集合」が問われ、未知量の値・範囲・解の個数を、同値変形と条件管理で決める型。

  2. 02

    最初にすること:定義域と係数条件を書き標準形へ直す。

  3. 03

    目標:条件を満たす解・範囲・個数まで、根拠をつないで示す。

  4. 04

    見直し:「同値でない変形と不適解」という間違いがないか、元の条件へ戻って確かめる。

04 / WORKED EXAMPLES

考え方がつながる例題3

例題 1 / まず解く

集合と命題の入口問題

整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。

ヒント・解説を見る

ヒントn=2k+1と置いたときのn²を調べます。

  1. 対偶は『nが奇数ならばn²は奇数である』。
  2. nが奇数なので、ある整数kを用いてn=2k+1と表せる。
  3. n²=2(2k²+2k)+1であり、2k²+2kは整数だからn²は奇数。よって対偶、したがって元の命題は真。

答え真。対偶『nが奇数ならn²は奇数』が成り立つため。

確かめ計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。

例題 2 / 定義へ戻る

同じ問題を、定義から考える

【問題文をもう一度】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 この問題で使った「不等式で表された集合」の定義・性質を説明しなさい。

ヒント・解説を見る

ヒント答えの計算ではなく、なぜその手順を使えるかを言葉にします。

  1. 命題の仮定と結論を分ける。
  2. 対偶『nが奇数ならn²は奇数』を作る。
  3. 奇数を2k+1と表して計算する。

答え命題とその対偶は真偽が一致します。

確かめ定義と最初の一手「定義域と係数条件を書き標準形へ直す」がつながっているか確認します。

例題 3 / 検算する

問題文の条件へ答えを戻す

【問題文をもう一度】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 得た答えが、問題文のすべての条件を満たすことを確かめなさい。

ヒント・解説を見る

ヒント「同値でない変形と不適解」が起きていないか、元の数・式・図へ戻します。

  1. 定義域と係数条件を書き標準形へ直す
  2. nが奇数なので、ある整数kを用いてn=2k+1と表せる。
  3. n²=2(2k²+2k)+1であり、2k²+2kは整数だからn²は奇数。よって対偶、したがって元の命題は真。
  4. 答えを問題文の条件へ戻す

答え真。対偶『nが奇数ならn²は奇数』が成り立つため。

確かめ計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。

05 / PRACTICE

基礎→標準→発展の3段階演習

Q1基礎

【問題文】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。

答えと解説
真。対偶『nが奇数ならn²は奇数』が成り立つため。

n=2k+1と置いたときのn²を調べます。 計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。

Q2標準

【同じ問題を説明する】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 計算前の判断を三つ、順番に書きなさい。

答えと解説
命題の仮定と結論を分ける。 → 対偶『nが奇数ならn²は奇数』を作る。 → 奇数を2k+1と表して計算する。

命題とその対偶は真偽が一致します。

Q3発展

【同じ問題を検算する】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 「不等式で表された集合」の定義と問題文の条件を使って、答えが正しい理由を説明しなさい。

答えと解説
真。対偶『nが奇数ならn²は奇数』が成り立つため。。計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。

「同値でない変形と不適解」を避け、答えを元の条件へ戻すところまでが解答です。

06 / ERROR CLINIC

間違いを、理由から直す

同値でない変形と不適解

答えだけを消してやり直すのではなく、最初の一手「定義域と係数条件を書き標準形へ直す」へ戻ります。条件を図・表・式へ書き直し、どの行で条件が失われたかを特定してください。

見直しの合言葉

入力の条件、途中の根拠、出力「条件を満たす解・範囲・個数」の三つがつながっているかを確認します。

07 / QUESTIONS

よくある「なぜ?」

不等式で表された集合は何を覚えればよい?

答えの形だけでなく、「定義域と係数条件を書き標準形へ直す」という最初の判断と、その理由をセットで覚えます。

途中で分からなくなったら、どこへ戻る?

問題文の条件と、求めるものを分けて書きます。その後「「不等式で表された集合」または同じ条件が現れる」があるかを確認してください。

できたかどうかは、どう判断する?

初見の類題で初手を自分で選び、「同値でない変形と不適解」を避けて理由まで説明できれば合格です。