30秒でわかる答え
集合と命題で「図形命題の対偶・背理法」が問われ、必要・十分、反例、存在条件を分け、全場合を閉じる型。 最初の一手は「仮定と結論、必要条件と十分条件を分ける」。答えを出したら、「場合分けの漏れと十分性未確認」という間違いがないかを確認します。
なぜそうなる?
図形命題の対偶・背理法では、なぜこの手順から始めるの?
一つの例が成り立っても、すべての場合の証明にはなりません。仮定と結論、必要と十分を分け、反例がないところまで確認して初めて結論が確定します。
ここだけは押さえる4点
- 01
集合と命題で「図形命題の対偶・背理法」が問われ、必要・十分、反例、存在条件を分け、全場合を閉じる型。
- 02
最初にすること:仮定と結論、必要条件と十分条件を分ける。
- 03
目標:条件範囲、証明、反例、存在の結論まで、根拠をつないで示す。
- 04
見直し:「場合分けの漏れと十分性未確認」という間違いがないか、元の条件へ戻って確かめる。
考え方がつながる例題3問
集合と命題の入口問題
整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。
ヒント・解説を見る
ヒントn=2k+1と置いたときのn²を調べます。
- 対偶は『nが奇数ならばn²は奇数である』。
- nが奇数なので、ある整数kを用いてn=2k+1と表せる。
- n²=2(2k²+2k)+1であり、2k²+2kは整数だからn²は奇数。よって対偶、したがって元の命題は真。
答え真。対偶『nが奇数ならn²は奇数』が成り立つため。
確かめ計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。
同じ問題を、定義から考える
【問題文をもう一度】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 この問題で使った「図形命題の対偶・背理法」の定義・性質を説明しなさい。
ヒント・解説を見る
ヒント答えの計算ではなく、なぜその手順を使えるかを言葉にします。
- 命題の仮定と結論を分ける。
- 対偶『nが奇数ならn²は奇数』を作る。
- 奇数を2k+1と表して計算する。
答え命題とその対偶は真偽が一致します。
確かめ定義と最初の一手「仮定と結論、必要条件と十分条件を分ける」がつながっているか確認します。
問題文の条件へ答えを戻す
【問題文をもう一度】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 得た答えが、問題文のすべての条件を満たすことを確かめなさい。
ヒント・解説を見る
ヒント「場合分けの漏れと十分性未確認」が起きていないか、元の数・式・図へ戻します。
- 仮定と結論、必要条件と十分条件を分ける
- nが奇数なので、ある整数kを用いてn=2k+1と表せる。
- n²=2(2k²+2k)+1であり、2k²+2kは整数だからn²は奇数。よって対偶、したがって元の命題は真。
- 答えを問題文の条件へ戻す
答え真。対偶『nが奇数ならn²は奇数』が成り立つため。
確かめ計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。
基礎→標準→発展の3段階演習
【問題文】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。
答えと解説
n=2k+1と置いたときのn²を調べます。 計算結果2(2k²+2k)+1は整数の2倍に1を足した形で、確かに奇数です。
【同じ問題を説明する】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 計算前の判断を三つ、順番に書きなさい。
答えと解説
命題とその対偶は真偽が一致します。
【同じ問題を検算する】整数nについて命題『n²が偶数ならばnは偶数である』の真偽を、対偶を用いて示しなさい。 「図形命題の対偶・背理法」の定義と問題文の条件を使って、答えが正しい理由を説明しなさい。
答えと解説
「場合分けの漏れと十分性未確認」を避け、答えを元の条件へ戻すところまでが解答です。
間違いを、理由から直す
場合分けの漏れと十分性未確認
答えだけを消してやり直すのではなく、最初の一手「仮定と結論、必要条件と十分条件を分ける」へ戻ります。条件を図・表・式へ書き直し、どの行で条件が失われたかを特定してください。
見直しの合言葉
入力の条件、途中の根拠、出力「条件範囲、証明、反例、存在の結論」の三つがつながっているかを確認します。
よくある「なぜ?」
図形命題の対偶・背理法は何を覚えればよい?
答えの形だけでなく、「仮定と結論、必要条件と十分条件を分ける」という最初の判断と、その理由をセットで覚えます。
途中で分からなくなったら、どこへ戻る?
問題文の条件と、求めるものを分けて書きます。その後「「図形命題の対偶・背理法」または同じ条件が現れる」があるかを確認してください。
できたかどうかは、どう判断する?
初見の類題で初手を自分で選び、「場合分けの漏れと十分性未確認」を避けて理由まで説明できれば合格です。