数強塾MATH ATLAS

中1 / 比例・反比例 / 反比例y=a/x

まず、この問題から。問題文yはxに反比例し、x=−3のときy=8です。式を求め、x=6のときのyを求めなさい。

反比例y=a/x

反比例は、xとyの積が一定になる関係で y=a/x と表します。xを2倍にするとyは1/2倍。x=0では割り算を定義できないため、グラフは座標軸に近づいても交わりません。

見抜き方
比例・反比例で「反比例y=a/x」が問われ、式・表・グラフを往復し、変化、交点、値域を判断する型。
最初の一手
x・y・比例定数の表を作る
求めるもの
式・特徴点・変域・最大最小・グラフ
典型的な罠
比例と反比例、変域の端点の混同
到達レベル
基礎〜教科書標準
記事状態
要点・例題・演習 公開済み
01 / QUICK ANSWER

30秒でわかる答え

x・y・比例定数の表を作る

反比例は、xとyの積が一定になる関係で y=a/x と表します。xを2倍にするとyは1/2倍。x=0では割り算を定義できないため、グラフは座標軸に近づいても交わりません。

「反比例y=a/x」または同じ条件が現れる表・式・グラフが与えられる変化・交点・変域を読む
02 / WHY?

なぜそうなる?

WHY

なぜ、反比例のグラフは二つに分かれ、座標軸と交わらないの?

y=a/xではx=0を使えません。またa≠0ならy=0になることもありません。そのためグラフはx軸・y軸を横切らず、xが正の側と負の側に分かれます。|x|を大きくすると|y|は0に近づきますが、0そのものにはなりません。

03 / CORE POINTS

ここだけは押さえる4点

  1. 01

    式はy=a/x、同じ意味の式はxy=a。積x×yが比例定数aになる。

  2. 02

    xをk倍すると、yは1/k倍になる(k≠0)。

  3. 03

    a>0なら第1・第3象限、a<0なら第2・第4象限にグラフが現れる。

  4. 04

    x=0は変域に含めない。現実場面では正の整数など、さらに範囲が狭くなることがある。

04 / INTERACTIVE LAB

動かして、関係を確かめる

値や手順を自分で変え、説明と結果が同時にどう動くか確認してください。

y = a / xy = 3 ÷ 1 = 3

分数の正確な値では、積 x×y は 3 で一定

xy0−444−4

表示範囲:x、yともに−4〜4。黄緑の点が選択中です。

表・式・グラフは同じ関係
x-4-2-1124
y-0.75-1.5-331.50.75
05 / WORKED EXAMPLES

考え方がつながる例題3

例題 1 / 式を決める

1点から比例定数を求める

yはxに反比例し、x=−3のときy=8です。式を求め、x=6のときのyを求めなさい。

ヒント・解説を見る

ヒント反比例ではa=xyです。

  1. a=(−3)×8=−24
  2. 式をy=−24/xと書く
  3. x=6を代入する

答えy=−24/x、x=6のときy=−4

確かめ6×(−4)=−24で積が一致します。

例題 2 / グラフ

象限と座標を読む

y=8/xのグラフが通る象限を答え、x=−4,−2,2,4に対応するyを求めなさい。

ヒント・解説を見る

ヒントa=8は正です。

  1. a>0なのでxとyの符号は同じ
  2. 各xで8÷xを計算
  3. 座標を左右の枝へ置く

答え第1・第3象限。点は(−4,−2),(−2,−4),(2,4),(4,2)。

確かめどの点もxy=8で、x軸・y軸上にはありません。

例題 3 / 面積

面積一定の長方形

面積48cm²の長方形で、横x cm、縦y cmとします。x=6とx=12のときのyを求め、変化を説明しなさい。

ヒント・解説を見る

ヒントxy=48です。

  1. y=48/xと表す
  2. x=6ならy=8
  3. x=12ならy=4

答えyは8cmから4cmになり、xが2倍になるとyは1/2倍です。

確かめ6×8も12×4も48cm²です。

06 / PRACTICE

基礎→標準→発展の3段階演習

Q1基礎

y=30/xでx=−5のときのyを求めなさい。

答えと解説
−6

30÷(−5)=−6です。

Q2標準

反比例のグラフが点(4,−7)を通ります。式と、x=−2のときのyを求めなさい。

答えと解説
y=−28/x、y=14

a=4×(−7)=−28。−28÷(−2)=14です。

Q3発展

240kmを一定の速さx km/hで進む時間をy時間とします。式、現実の変域、時速80kmの時間を答えなさい。

答えと解説
y=240/x、x>0、3時間

xy=240。実際には交通条件や速度制限も考える必要があります。

07 / ERROR CLINIC

間違いを、理由から直す

比例と反比例、変域の端点の混同

答えだけを消してやり直すのではなく、最初の一手「x・y・比例定数の表を作る」へ戻ります。条件を図・表・式へ書き直し、どの行で条件が失われたかを特定してください。

見直しの合言葉

入力の条件、途中の根拠、出力「式・特徴点・変域・最大最小・グラフ」の三つがつながっているかを確認します。

08 / QUESTIONS

よくある「なぜ?」

x=0を使えない理由は?

a÷0という計算を定義できないためです。反比例の式とグラフのどちらでもx=0を除きます。

グラフは座標軸に触れる?

a≠0なら触れません。xやyが0になると積xyがaではなく0になってしまいます。

片方が増えて片方が減れば反比例?

それだけでは足りません。複数の対応で積xyが一定か、式がy=a/xかを確かめます。

EXPLORE / MINI PROJECT

自分で確かめる探究ミニ課題

PROJECT

面積48cm²の長方形を何通り作れる?

整数の辺だけで長方形を作り、xとyの対応、周の長さ、形の見え方を比べましょう。

  1. xy=48になる正の整数の組を全て探す
  2. 各組を方眼紙に描き、周の長さも計算する
  3. 反比例の関係と、最も正方形に近い形の特徴を説明する