数強塾MATH ATLAS

中1 / 比例・反比例 / 比例と反比例の見分け

まず、この問題から。問題文x=1,2,4に対し、Aのy=5,10,20、Bのy=24,12,6、Cのy=4,7,13です。分類し、式を答えなさい。

比例と反比例の見分け

比例・反比例・どちらでもない関係は、『増える・減る』だけで決めません。表ではy/xとxy、式ではy=axとy=a/x、グラフでは原点を通る直線と双曲線を順に照合します。

見抜き方
比例・反比例で「比例と反比例の見分け」が問われ、式・表・グラフを往復し、変化、交点、値域を判断する型。
最初の一手
x・y・比例定数の表を作る
求めるもの
式・特徴点・変域・最大最小・グラフ
典型的な罠
比例と反比例、変域の端点の混同
到達レベル
基礎〜教科書標準
記事状態
要点・例題・演習 公開済み
01 / QUICK ANSWER

30秒でわかる答え

x・y・比例定数の表を作る

比例・反比例・どちらでもない関係は、『増える・減る』だけで決めません。表ではy/xとxy、式ではy=axとy=a/x、グラフでは原点を通る直線と双曲線を順に照合します。

「比例と反比例の見分け」または同じ条件が現れる表・式・グラフが与えられる変化・交点・変域を読む
02 / WHY?

なぜそうなる?

WHY

なぜ、『片方が増えると片方も増える』だけでは比例と言えないの?

比例ではxが2倍・3倍ならyも必ず2倍・3倍になり、y/xが一定です。y=2x+5のような関係もxとともに増えますが、最初から5が加わるので商は一定ではなく、原点も通りません。増減は手掛かりの一つで、一定になる量まで確認して判定します。

03 / CORE POINTS

ここだけは押さえる4点

  1. 01

    比例:x≠0でy/xが一定、式y=ax、原点を通る直線。

  2. 02

    反比例:xyが一定、式y=a/x、座標軸と交わらない双曲線。

  3. 03

    どちらでもない例:y=3x+2、y=100−2x、y=x²。

  4. 04

    表・式・グラフ・場面のうち二つ以上を照合し、現実の変域も付ける。

04 / INTERACTIVE LAB

動かして、関係を確かめる

値や手順を自分で変え、説明と結果が同時にどう動くか確認してください。

y = axy = 3 × 1 = 3

x≠0のとき、商 y÷x は 3 で一定

xy0−444−4

表示範囲:x、yともに−4〜4。黄緑の点が選択中です。

表・式・グラフは同じ関係
x-4-2-10124
y-12-6-303612
05 / WORKED EXAMPLES

考え方がつながる例題3

例題 1 / 表

三つの表を分類する

x=1,2,4に対し、Aのy=5,10,20、Bのy=24,12,6、Cのy=4,7,13です。分類し、式を答えなさい。

ヒント・解説を見る

ヒントAは商、Bは積、Cはどちらも調べます。

  1. A:y/x=5で一定
  2. B:xy=24で一定
  3. C:商も積も一定でない

答えAは比例y=5x、Bは反比例y=24/x、Cはどちらでもない。

確かめCはy=3x+1ですが、直線でも原点を通らないため比例ではありません。

例題 2 / 式

式の形から見抜く

y=−4x、y=−4/x、y=−4x+1、xy=−4を分類しなさい。

ヒント・解説を見る

ヒント最後の式はyの形へ直せます。

  1. y=axを探す
  2. y=a/xまたはxy=aを探す
  3. 定数項がある式を分ける

答えy=−4xは比例。y=−4/xとxy=−4は反比例。y=−4x+1はどちらでもない。

確かめ同じa=−4でも、xを掛けるかxで割るかで関係が変わります。

例題 3 / 場面

日常の関係を分類する

①1個180円の品物x個の代金y円、②面積60cm²の長方形の横x cmと縦y cm、③100cmのろうそくが毎分2cm短くなるときのx分後の長さy cmを分類しなさい。

ヒント・解説を見る

ヒントそれぞれ式にします。

  1. ①y=180x
  2. ②y=60/x
  3. ③y=100−2x

答え①比例、②反比例、③どちらでもない。

確かめ③は減少しますが、積xyは一定ではありません。

06 / PRACTICE

基礎→標準→発展の3段階演習

Q1基礎

y=7x、y=7/x、y=x+7を分類しなさい。

答えと解説
順に比例、反比例、どちらでもない。

式の標準形で判断します。

Q2標準

x=2,3,6、y=18,12,6の関係を式で表しなさい。

答えと解説
y=36/x

xyは全て36です。

Q3発展

x=1,2,3,4、y=2,4,6,8という有限の表だけで、全ての実数xについてy=2xだと証明できますか。

答えと解説
証明できない。示された範囲では比例の規則に一致すると判断できるだけ。

有限個の点を通る別の関数も作れるため、問題文の規則や式の条件が必要です。

07 / ERROR CLINIC

間違いを、理由から直す

比例と反比例、変域の端点の混同

答えだけを消してやり直すのではなく、最初の一手「x・y・比例定数の表を作る」へ戻ります。条件を図・表・式へ書き直し、どの行で条件が失われたかを特定してください。

見直しの合言葉

入力の条件、途中の根拠、出力「式・特徴点・変域・最大最小・グラフ」の三つがつながっているかを確認します。

08 / QUESTIONS

よくある「なぜ?」

直線なら必ず比例?

いいえ。比例の直線は原点を通ります。y=ax+bでb≠0なら比例ではありません。

反比例は必ず右下がり?

a>0の各枝は右下がりですが、a<0では第2・第4象限に現れます。象限と式を一緒に確認します。

判定の最短手順は?

式があれば形、表なら商と積、グラフなら原点・直線・座標軸との関係の順で確認します。